2015年3月1日日曜日

私学 vs 国公立 研究

研究力でいくと、私大<国公立大というイメージ、特に理系、は強い。

自分は私大教員であることを、研究が進まない言い訳にはしたくないと思っている。
やはりアイデア勝負だと思うから。学生のせいにするのは根本的に間違いだし、そういう人とは距離を置く。
一方で、私大で頑張っている先生が、ほかの研究が進まない同僚を切り捨てるのも、違うと思う。書いてて、矛盾している気もするけど。自分はどっちなんや。。。

これは、分布で考えた場合、私大<国公立大は致し方ないと思うから。
東大、京大とかは、研究を仕事にしたと思っているやつらがくる。生意気で使いづらいのかもしれないけど、何割かは異常なハードワークをする。そして、自分で考える。
テーマがクソでも、なんか面白いことを見つけてくるやつがいる、っていう確率はやはり高いと思う。そういうところは、学生発のテーマが研究室テーマに化けて、人をかけて進んで行く。論文も書いてくる。拙いにしても。
東大、京大で、研究室の人数とインパクトのある論文数の相関をとると、わりと高いように思う。これは、学生ドリブンのテーマが研究生産性につながることを指している。

一方、私大でも、実験になると頑張るやつはいるし、逆に素直な分、言われたことをやる。だから、ある程度アイデアがしっかりしていれば、ペースは遅いけど、論文化まで至るはず。

以上は、単純に学生の気質の比較。問題は、国公立、私立のどちらが研究に時間を割けるのか、というところ。これは教員としては 私立しか経験がないのでわからない。学生のときのボスは暇そうだったけど、会議をさぼるような、今では考えられない先生だったので、謎。

結局言いたいのは、ペースは遅くともちゃんと論文という形で、私大でもやれるんじゃ、ないかということ。テーマ、アイデアを磨くのみ。わかっているけど、それがね、難しいんやけど。

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