2015年2月14日土曜日

研究と教育

教育が大事だと、ことあるごとに日本の研究室のボスは力説していた。
間違ってはいない。

でも、自分は学生時代に、指導教官から研究をやる気が無くなった人が教育を言い訳にしちゃうんだよね~、とこれまた極論を言っていて、その影響を受けている。

教育っていっても、
授業レベル、研究室レベル、自分のテーマで動いている学生、といろんな学生に接するわけで、
授業だけ熱中して、卒研、修論の学生をほっといている人に「教育が大事」って言われても、なんの共感もわかない。

研究室レベル、自分のテーマレベルでは、やはりディスカッションだと思う。どんだけ分かっていない学生でも、できるだけ対等な立場で(馬鹿にせず)。
こういう風に思っている、こういう情熱を持っている、というのを伝えることで、学生もいろいろ思うところあるのだろう、と思う。





ディスカッション

留学先のボスとディスカッション。

実験室でカラムかけてたら、ボスが実験室に入ってくるなり、話しかけてきた。
論文の絵は、こういうした方がいいんじゃないか?と。
1つの話が終わると、あそういや、あれはどういうこと?、どんなフィッティングしたの?と、どんどん質問がくる。
それに答えてるだけなのだが、ディスカッションは、やはり楽しい
研究の楽しさって、わかってくれる人と話すことだよな、と改めて実感。

日本では、某大学の助教をしている。
偏差値的には決してよくはないが、学生の質には満足している。
理解度はともかく、まじめにやるし、割と実験を楽しんでやってくれている。

でも満足できなかったのは、やっぱりディスカッションが無いから。
同じ講座内に、自分以外のスタッフが複数いるけど、ちゃんとしたディスカッションなんてしてことない。
ほかの人の研究に興味が無いのか?
問題点を指摘されるのが怖いのか?
進んでないことがばれるのがいやなのか?

少なくとも、自分はウェルカムのつもりだったけど、自分もそういう雰囲気出してたんかなあ。
まあ仲良くなれないのは、大学の研究レベルとは関係ないか。
どこの大学でもよくきく話やし。


ハイフン・マイナス・エンダッシュはNMRのデータでどう使う?

論文書いてるときにNMRデータを載せる必要が出てくる。ほぼだいたい出てくる。 このとき シグナルがMultipletだったりすると、Chemical shift を1.34-1.20などと書く必要がある。 一方で、高磁場すぎてChemical shiftが-2.34だったり...